写真といえば昔はネガフィルムの時代でした。カメラにフィルムを入れ、撮った写真をDPE店に持ち込みフィルムの現像からプリントをしてもらい受け取るといった工程でした。
今はデジカメの全盛期、機器さえ購入すれば家庭でもプリントができる時代です。しかしながら、ネガフィルムは家庭内ではプリントできません。デジタル化しておけば、将来的にメディアが変わっても対応できます。
フィルムのプリントDPE店は、いずれはなくなってしまいます!
長年ネガフィルムを大切に保管していてもフィルムの劣化は免れません。色あせて、カビが生えてきます。また、現在サービスおっこなっているネガフィルムのプリントサービスもいずれDPE店からなくなってしまうでしょう。今のうちにネガフィルムのデジタル化をお勧めします。
パソコンが得意な方はネガをデジタルに変換する機器やソフトも市販されていますので、それを購入して自分でデジタル化することをお勧めしますが、問題は作業時間と技術です。多忙な毎日のスケジュールのなかで数百枚ものネガをデジタル化をする作業は容易ではありません。我が工房では、そういった人たちのお助けをすることを目的としています。
- 形式:JPEG(ジェイペグ)方式(一般デジカメで使われている形式)
- サイズ(画質):2L判程度(1,500×2,126ピクセル/127×178mm)※1
- 発注枚数のデータ容量に応じてCD-R1枚〜複数枚納品します。※2
- ※1.データ納品の仕様です。『より大きなサイズ』をご希望の方は事前にお知らせください。
- ※2.CD-Rディスクは品質を重視するために日本製を使用いたします。
- CD-Rデータは下記のように年度毎や項目毎にフォルダーを作成し内容が判るように整理ファイル化して納品します。
- 年度ごと/項目ごと/にフォルダーに整理します。
※注文枚数が多い(20枚以上)場合

※フィルムの状態は保管の状況によりかなり違ってきます。一例です。
モノクロフィルムはカラーとより比較的損傷は少ないが、よく見るとかカビやキズが多く付いている
修復前
修復後

修復前
修復後
フィルムは黄色く変色し、全体にカビがはびこっている。特に空など明るいところははっきりとわかる。

修復前
修復後
修復前の写真空全体にカビがはえています。
フィルムのカビはフィルムクリーナーでも、なかなか取れませんでした。また、黒っぽいものはカビが目立ちませんが、白っぽいものには、黄ばんだシミのように目だってきます。

修復前
修復後
フィルムの黄ばみが若干あり、カビも45年頃より少なくはなったが、拡大してみると緑色のカビが生えている。
フィルム全体に緑色のカビが生えており修復に若干の時間を要する。

このころでもフィルムの黄ばみがあり補正する必要がありました。
フィルムはほぼきれいな状態ですが、若干の補正は必要でした。
修復前
修復後
1970年大阪万博の写真ですが、フィルムは黄色く変色し、カビがものすごい状態でした、色調を補正して空のきれいなところを埋め込みましたので修復も時間がかかります。
ネガからの特殊な修復ですが目立つカビが空に多いのでメインの建物を切り抜きの状態で空を合成したものです。
写真の内容によっては不可能な場合もありますので修復の不可は現物を見て判断いたします。

修復前
修復後
ネガが暗くてプリントしなかった我が子のかわいい写真ですが、暗く写ったフィルムを段階的に補正し、見られる状態まで回復しました。
当時、ネガが暗いのでプリントしなかったネガから明るさを補正しながら写真を復活させました。色合いは実際とは少し違うと思いますが何とか、見られるレベルになりました。

色が反転していてみにくいネガを見やすくプリント→ご注文いただけるサービスです。
写真のプリントも同時に受け付けてます。
保存の状態が悪くネガ自体が腐食している場合でも、修復可能な場合もありますので是非ご相談ください。
- ※料金はあくまでも目安で、決定料金ではありません。写真やネガの状況により、作業時間がかかる場合は料金が変更となる場合もございます。
- ※ネガフィルム自体の修復はおこなっておりません。